総監修:
社会医療法人 寿会 富永病院 副院長 (脳神経内科部長・頭痛センター長)/ 富永クリニック 院長
竹島 多賀夫先生

薬による予防

予防薬を検討するケース

頭痛でお悩みの方にとって、予防薬は非常に有用です。しかし、1年に1回しか頭痛の発作が起きない人が365日薬を飲み続けるのはナンセンスです。また、予防薬の種類や飲み方は頭痛の種類によって異なるため、医師の指示に従って使用することが大切です。

薬

たとえば片頭痛の場合、発作がよく起こる(月2回以上)場合には予防薬の使用を検討したほうが良いでしょう。頻繁に頭痛が起こると感じている方は、病院に行ってみましょう。予防薬の使用を検討する際には、頭痛の程度・職業・ライフスタイル・本人の希望などを踏まえて医師と相談することが大切です。

予防薬の飲み方

予防薬は、基本的に毎日飲むことが必要です。1日2回・朝晩飲み続けると、早い人で2週間後くらいから効果が現れはじめ、症状が軽くなったり発作の回数が減ったりします(大部分の人は4週目くらいから効果が現れます)。

効果のあるなしを判定するには2ヶ月くらいの期間が必要になります。即効性があるわけではないので、効かないと思っても2ヶ月くらいは飲み続けてください。